それは非常に奇妙でいて
それでまた非常に自由で
美しい世界だったのです。

 でもやがて私の見ている光景は
明晰夢の世界へと変わってゆき、

いつの間にか私は明るい太陽の下、
広々とした草原の上空にいる

自分を発見したのです。

 その草原は非常に明るく
何処までも続いており、

いつの間にか私はその草原の上を
凄い勢いで西の方へ飛んでいく
夢を見ていました。


それはもう私自身では
コントロールが出来ず

夢に任せるまま
只凄い勢いで飛びすさって
行くだけでした。