そればかりか僅かですが
人間たちも居て、

彼等もまるで動物か
何かのような姿勢をとりながら

楽しげに飛び回っている
姿が見えたのです。


 私も彼らに混じり
動物たちを見習いながら

一緒に屋根から屋根へと
飛び回って

時が経つのを忘れて
遊んでいました。

 その世界では屋根から屋根へと
飛び回るのに力は一切要りませんし、
重力も感じないのです。


私は限りない自由な感覚を覚えました。