私はそのまるで
玩具の電球で出来た

星たちを見ると
とても愉快な気持ちになり、

この世には在りそうもない
とても不思議な光景の中で

とても幸せな感じに包まれ、
暫くその星たちの間を
ゆらゆらと漂っていました。

 やがて時が来ると、
理由は分かりませんが

私は星たちの輝く天空から
下降し始め地上まで降ろされると、

所々に明かりの灯った
どこか見知らぬ外国の夜の街の

とある一軒の屋根の上に
降り立ったのです。