その二人の人間はと言えば
身体全身を

灰色のまるで修道女のような
衣服で覆っており、

頭から同色のスカーフを
被っていたので暗くて

顔は全く見えなかったのですが、
どうやら女性であることが
分かりました。

私はその二人の女性の様子からして
日本の女性では無いことだけは
分かりました。

 私は彼女たちからとてもしなやかな
風の様なしかも

神秘的で神々しい感じを
受けました。


 そして彼女たちは
突然のようにこう私に言ったのです。