実はその時
私は瞼を開けて見ていたのか

どうか定かには
覚えていないのですが、

私の目には確かに
風に乗ってやって来る

二人の人間の姿が
はっきりと見えたのです。


その二人の人間は寝ている
私の両脇に来て座ったのです。