「…かさん!邑中さん?工場長がお呼びですよ!」

物思いにふけっていると、事務所に向かう階段の途中から氷川さんが呼んでいた

「あ、ありがとうございます」

「いえ、早く行ってください!車の引き取り」

「わかりました。いつもすみません」

俺は氷川さんに向かって謝った

「全然。可愛い彼女も見せてもらったし。友達になりたいからアドレス教えて」

「わかりました。車の引き取り行ってきます」

仕事を終わらせた後、凉花にメールする

『昨日はごめん。ちゃんと話そう』

でも、返信はずっと無かった