真心に別れを告げられた翌日、俺は学校を休んだ。



とても、学校へ行けるような状態じゃなかった。



でも、その次の日はさすがに、親に叩き出された。



虚ろな目で自分の足を見ながら歩いていると、目の前に影ができた。




「・・・・・・先輩?」


「よっ!ちょっと来いよ」



野球のことで何か言われるのかな?


もう俺は部活にも戻れないのか?


当たり前か。もう何週間も休んだんだ。


でも、部活に戻らなかったら真心にはもう・・・・・



先輩に連れてこられたのは、学校の裏。


俺が俯いて顔を真っ青にしていると、先輩が口を開いた。



その話の内容は部活のことではなかった。