ヘタレ彼氏はイイ男

高校に入学してから5回目の記念日。



9月、夏の暑さが和らぎ始めたころだった。




「遅いなぁ・・・?」



いつもの待ち合わせ場所に来ているあたし。



待ち合わせ時刻を15分も過ぎているのに、一飛は現れない。




「どうしたんだろう」



遅刻したことなんてなかったのに・・・。



辺りをキョロキョロしていると




「真心!!」


「きゃっ!?」



突然後ろから抱きつかれた。



ビックリして、慌てて振り向くと見慣れないネックレスが目に入った。



「一飛・・・?」


「どうした?」



犯人は一飛。



でも、前回会った時とはなんだか印象が違い、あたしは戸惑ってしまった。



「それ、買ったの?」


「あぁ、これ?」


「うん。一飛がアクセつけるなんて珍しいね」


「学校ではいつもつけてんだ。だから、珍しくはないよ」


「そ、そうなんだ」