ヘタレ彼氏はイイ男

学校の友達に言ったら

「あたしなら耐えられない」

って言われたけど、中学からずっと一飛を見ているからこそ、あたしは耐えられる。



大好きな人の夢を実現させてあげたい。



それは誰だって思うでしょ?





《僕、野球大好きなんだ》



あたしの大好きな笑顔で、中学の時にそう言ってた一飛。



ヘタレだった彼が今、夢に向かって走ってる。



一飛の夢はあたしの夢でもある。



だからあたしは、今は我慢する。



だけど、夢が叶ったらたくさん我が儘聞いてもらうからね。












でも、次の記念日に会ったとき、あたしは一飛の姿に驚きを隠せなかった。