ヘタレ彼氏はイイ男

「・・・・・?何で来ないの?」


ある日の朝、携帯を見つめて不機嫌なあたし。



最近、毎晩来ていた一飛からの電話がなくなった。




「・・・練習厳しいのかな?」



ポツリと呟いてみる。




今は夏真っ盛りの8月初旬。


練習がキツくて家に帰った途端にダウンしているのかもしれない。




正直、寂しい。


毎晩一飛の声を聞いて、寂しさを紛らわしていたのにそれが突然なくなったら、やっぱり寂しい。



だけど、野球の練習を頑張ってる一飛にそんなことは言えない。



きっと、言った途端絶対に無理してでもかけてくると思うから。



嬉しいけど、それでもし体を壊したらともともこもない。



寂しいけど、あたしが我慢しよう。



連絡が途絶えたわけじゃないんだし。



あたしからの朝メールは今も継続中。



二人でできなくてもどちらかが出来ればそれでいいじゃん。



それに、頑張る一飛を応援したいという気持ちの方があたしの中では断然大きかった。