ヘタレ彼氏はイイ男

『あー、今日も疲れた』


『お疲れさま〜。もうお風呂には入った?』



毎日のように連絡はとりあっている。


練習があるから、電話はいつも一飛から。


朝はあたしのメールで始まる。




『入って綺麗さっぱりさ。真心は何してた?』


『あたしは・・・』


“早く電話来ないかなぁと思ってた”

なんて言えるはずもなく・・・


『勉強してた』


『勉強?うわぁ優等生だねぇ』


『うるさい。テストが近いんだから仕方ないでしょ』


『はいはい、すいません』


『一飛こそ、調子どうなの?』



まだ入学して半年もたたないから、メンバーにはなれない。



でも話を聞いたら、監督さんには気に入られているらしい。



一飛の実力を買ってくれているらしく、これからが楽しみだと言ってくれたらしい。



本音かはわからんけどと、一飛は言ってたけどね。




『早く試合に出してもらえるように頑張るさ』


『うん。でも、あんまり無理しすぎないでよ?体壊したらそれで終わりだし・・・』


『ん?』


『心配だから』


『・・・ありがとう。俺は大丈夫だから。真心も、風邪ひかないようにな』