「え?何が?」


「なんでこんなコト…ッ。」

口に手を当てながら訊く。


「なんでって、気に入ったカラ☆
言っておくケド、目ぇつけたものは、絶対俺のものにするカラ、覚悟してね?」



そう言うと、何もなかったかのように、またプリントをまとめ始めた。



やっぱり、左手でホチキスをとめていた。