「…今日、俺ん家来る?…やっぱ我慢できねぇわ(笑)仲原、可愛すぎ」
あたしと先生の間で約束事があった。
あたしが卒業するまでは、先生とシないということ。
でもキスまではいいという、ちょっぴりいいかげんな約束事。
先生が決めたのに……。
先生はキスを止めて、
「……仲原が嫌ならいいよ。俺が決めた約束事だし(笑)…どうしよっか?」
そう言ってあたしを見る。
そんな目で見ないでよ、先生ズルイ……。
「どうしよっか?……って…」
「…ん?」
「………嫌って言うわけない。先生、ズルイよ、そんな目であたしのこと見て言うの」
そう言うと先生がイタズラに笑う。
「……よく言う(笑)仲原だって、甘い顔でキスすんなよ、そんなん見せられたら我慢出来ないに決まってんじゃん」
そう言われて、あたしが頬を膨らますと先生はさっきのあたしみたいに優しく頬にキスを落とす。
「そうと決まれば、早く明日の準備終わらせて、早く帰ろうぜ。」
「うん!あたしも手伝う」
そう立ち上がろうとして……
ゴンッ!!!!!
「いってぇ〜〜!!」
「いったぁ〜〜!!」
教卓の下にいたことを忘れていた。
学校が終わってからの放課後も二人でいれることに浮かれすぎていたのか……
おっちょこちょいな二人が面白い。
放課後の教室で、お腹を抱えて二人笑った。
*fin*
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