学校でも、お風呂でも、夜中でも…。

まるで、連絡を取るのが日課であるかのように。

それが、妹の不安を募らせていたとも知らずに。


ある日の夜、あたしと卓也が考えたように、

電話をかけて、妹と卓也の関係は終わった。


妹は放心状態で、

あたしはまともにそれを見れなかった。

原因はあたしだから…。

だけど、卓也と連絡を取ることは

やめなかった。


両方の母親がそれを認めなかった。

公認の仲だったから。

そう、あたしと卓也は公認じゃない。

しかも妹を傷つけてる。

卓也とあたしの関係がばれるのは、

時間の問題やった。


血相を変えた母親が、

あたしを呼び出して、問い詰めた。

「卓也君と連絡取るのは止めなさい。

それから、妹にちゃんと謝りなさい。」

このあと、延々2時間くらいの説教が続いた。

最後には、

「あんたを今すぐ殺してやりたい」

とまで言われてしまった。