それから年が明けた2月―

あたしは人生最大のショックを受けることに。

「妹と卓也が付き合ってる」

それを妹の口から聞いたとき、

信じることができなかった。

卓也に確かめたくて、

あの階段へと走った。


「本当だよ」

聞きたくなかった言葉。

何で?

どうして?

あんなに話聞いてくれてたのに、

どうして妹を選んだの?

その時のたしはそんなことしか

思えなかった。

でも、

卓也を困らせるような事はしたくない。

その一心で、

必死で笑顔作って、

「頑張れよ」

やっと言えた一言だった。

その時、あたしの中で

何かが崩れていった。

永遠と言う言葉は、

あたしの辞書には無くなった。