龍汰さんが薬を準備しているあいだ大地が心音を聞いている。 咳が止まらなくて抵抗ができない…。 杏「だ…ゴホッいち…ゴホゴホッ…たす…ゴホゴホッ…け…て…ゴホゴホッ」 大地「無理にしゃべらなくていいよ。」 龍汰「大地、準備できたよ。」 大地「ありがとう。杏、これから注射するね。」 杏「ゴホゴホッ…うん。」 この苦しさがなくなるのならなんでもいい。