「僕の妹日記 8」

病院の入口で眼鏡を掛け、鼻髭を生やした先生に呼び止められて、その先生が僕の方へ笑顔で近づいて来る…僕の目の前に立って…。

「君がりんごちゃんのお兄さんかい?」

僕は不安そうに返事をした。

その鼻髭先生が…。

「りんごちゃんの部屋には静かに入る事」

と注意され…。

僕は心の中で叫んだ…!

「りんごの為にわざとやっているのに…少しでも、りんごの笑顔が見たいのに…」

まさか…りんごの奴‥鼻髭先生に話しをしたな…。

鼻髭先生は、その事を僕に伝えると‥。

「じゃぁ」

と言って病院へ入って行った。