「何故無理してる様に感じるんだ?って問いかけたら

"アイツ弱音吐かないじゃないですか…それで、徹さんが倒れた時大丈夫だって言い張って俺を帰宅させようとするんですが、実際はアイツは全然余裕無くて…
だから、また無理しそうで放って置けないんですよ"

だとさ!
由美子なんか、感動していたぞ?
当時は省吾も自分の気持ちに自覚無かったみたいだけどな…気持ちが決まったのは倉田の一件があってからか?
合宿の頃何かあったか?」



う………………鋭い



でもそんな風に思ってくれていたなんて凄く嬉しい


「まぁ 真面目な奴だけに瞳の指輪を見れば将来の約束なんかしてそうだな〜

ま、俺も由美子も省吾なら安心して任せられると思ってる。
きっと姉さんも同じだよ」


「/////うん ありがとう」


止まった涙がまた流れて
おじさんは飽きれて苦笑いしていた