誓いの言葉・社会人編

窓辺から見るパレードや園内の美しい照明にうっとりしていた


横で微笑む省吾さんも幸せそうにしていて
私の腰に腕を回しギュッと体を寄せる


省吾さんに触れれば触れる程、会えない時間が辛くなるんじゃないか…


そんな風に思ったら
急に頬を涙が…………


自分自身ビックリして慌てて涙を隠そうとしたら


「瞳?………どうしたんだ」

「あ あれ? 嬉しいはずなのに……ご ごめん」


私の顔を心配そうに覗き込む省吾さんの目は真剣で


「瞳…不安か?」


「…………………
ごめんね。私が決めた事なのに、いざ離れる日が近付くと………こんなに辛くなっちゃうなんでね」


「なぁ 瞳
俺も本音を言えば何ヶ月もお前と離れる状況は寂しい

会いたい時に会えない
メールや電話すらいつでもできる訳じゃない

でも…永遠の別れじゃないから…」


「でも!」