誓いの言葉・社会人編

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この指輪に込められた俺の思い


あの女の子への強い思いをこの指輪に気付かされた




"二人の幸せが永遠に続きますように"



俺は大切な女の子を傷付けてしまった



----------カタン



まだ 院内にいるだろうか


今すぐ追いかけたいのに
自由にならない身体
全てを思い出せた訳ではないけれど


でもあのまま彼女を…いや、ひとみを帰してはいけないとベットの上で焦っていた





-----コンコン



「省吾…………
お前泣いているのか?」



俺は彼女が黙って立ち去った気持ちをかんがえると
優しい言葉をかけられなかった後悔と彼女を失うかもしれない不安に胸が潰れそうだった


「田崎さん 彼女が
"ひとみ"なんですよね?
まだ完全には思い出せないけれど…

今この指輪を見て思い出して……………





直ぐに田崎さんが彼女を追いかけてくれたけれど、電話は繋がらず既に病院から立ち去った後だった