田崎さんも複雑な表情を浮かべて私をじっと見つめていた


「佐久間……自信もてよ
今は省吾あんな状態だけど真っ直ぐな奴だから
そうそう簡単には気持ちがぐらつく様な事はないと思うぞ」


「//////……ぐらつく?」


「そういう事だろ?ヤ・キ・モ・チ って事?」



「な なんですか!信じてるもん!そんな……」


あーっ!


「ただ 悔しいんです!」


「は?」


「だってそうじゃないですか………いつだって傍にいたいのに、
私は今入校中だし……けれど、さっきみたいに他の人は自由に来れるなんて」



「………。」



「お前も卒業まであと5ヶ月だろ?やっと半分きた訳だ。省吾に変な虫が近付かないように俺と智也で見張るし…心配すんな」


「見張るって…」


田崎さんは苦笑いしながら私の肩をポンポンと宥める様に手を乗せた


私は複雑な気持ちのまま病室のドアを見つめた