誓いの言葉・社会人編

幸い頭部の外傷は無かった様だが、意識が戻らないと何とも言えない様だった


「あの……省吾はまだ意識が戻らないのですか?」


何とも複雑な顔をしたおじさんが重い口を開いた


「まだ麻酔から覚めてウトウトしている感じで、まだ会話はしていないんだ

もうそろそろ起きても良いんだが」


トントン


病室をノックする音が聞こえた


振り返りドアを見ると
そこには昨日同乗していた女性が3人立っていた


彼女達は省吾の様子を見てかなりショックを受けていた様だったが


昨日の事を省吾の両親に詫びていた


その中の一人気になる子がいた
彼女の省吾を見つめる様子に他の二人とは違う物を感じていた


省吾の手を取り呼び掛ける様子を俺はただ黙って見ていた
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