誓いの言葉・社会人編

｢それに、お母さん一人にするのは逆に心配だし、省吾君は自分の息子の様にかわいい…
瞳にもちゃんと伝えなくてはならないしね｣



俺は徹さんの言葉に甘えて交番に戻る事にした


病院を出る時外で電話で話すお母さんを見つけ
名刺を渡し簡単に挨拶を済ませた


名前を見てやっと俺だと気が付いたお母さんは
目を潤ませながら"ありがとう"と言ってくれた


徹さんがいてくれて良かった
あのお母さんを一人にはできないよな
そんな事を思った



交番に戻ると、先輩に病院での事を報告し書類の作成に取り掛かった


気になるのは後遺症



はぁ



朝の交代時間まで余計な事を考えない様にしていたけれど



署の更衣室で制服を脱いでいると携帯電話が鳴り出した



------佐久間 徹--

！！