誓いの言葉・社会人編

省吾のお母さんと俺は
処置室側の部屋に通された


そこには省吾の物と思われるレントゲン写真が貼られあった



「こんばんは、医師の佐藤です。先程足の出血を止める応急処置はしましたが、ご覧の様に左足大腿骨が折れています」



「では、足の手術ですか?」


「はい、それもありますが
念のため今からもう少し詳しく検査をします
腹部や頭部への強い衝撃で、内出血していては大変なので…
急がないとなりません。
検査次第では、他のヶ所含めこのまま直ぐに手術に入ります」



先生は最も最悪な状況を想定して説明しているんだ
とはわかっていても、この状況はかなり緊迫している


その後直ぐに俺達は部屋を出て検査室に向かう省吾を見送った



「私、主人に連絡してきます」



そう言ってお母さんは外に向かった