だんっ!! 走行にはアリエナイ振動に驚いて前を見て、目を見開く。 「く、クロちゃん!?」 フロントにクロちゃんがいた。 振動はクロちゃんがフロントに飛び乗ったものらしいけど。 発車したばかりだとは言え、車動いてるんだよ!? クロちゃんは普段には考えられないような殺気を発散していて、無表情に鞄を持つ手を後ろに引いた。 「車停めて下さいっ!!!」 「シートベルトをして、しっかりつかまっていなさい。」 いきなりエンジン全開で、ハンドルが切られた。