「ま、まぁ、母さ・・・じゃなくて、怜子さん。コイツ、これでもちょっとは芸出来るし!」
間に割って入ったのは、番犬。
コイツが俺の味方するなんざ、メズラシイ事もあるもんだ。
・・・てか援護が必要なホド、このヒトは脅威なんかい・・・。
番犬の提案にヒナタも飛び乗る。
「そ、そう!クロちゃんこう見えても役に立つんだから!ね?」
「お、おう・・・っ!えーと、えーと。そだ、クロ、ひとまずお茶でも淹れてやったらどーか?」
茶、だぁ・・・・・?
んー。
ま、いいけど。
こないだ、あまりにもなんも出来ない俺と小型犬を見かねて、二人に特訓されたもんな。
やってやる~♪


