不躾な視線の集中する私達に、男の子が数人絡んでくる。 「入る店間違っちゃった~?」 「カワイイから俺達が遊んでやるよ~?」 弱味を見せたら簡単に食われちゃう。 だから、震えそうになるのを堪えて、勤めて平静に彼等を見詰め返した。 「あの・・・ 『烈』さんに会いたいんですケド。」 途端、店が静まり返った。 え? ・・・私、なんか地雷踏んじゃった!? 「俺が烈だが?」