「…なっ!そんな事ないもん…!」

少女は、彼が自分の名前を覚えてくれていた事が嬉しくて、顔を真っ赤にしていた。
「ハハッ…冗談だっつーの。」

「もぉー…。。」

2人は、また走りだし、たわいのない話しをしながら、屋敷の周りをグルグルと、走った。

そして、しばらく走ってから、2人は屋敷の中に戻っていった。

少女は、着替えを部屋に取りに行ってから、お風呂を先に借りた。

その間、彼は何を考えることもなく、ぼーっとしながら、ベッドに腰掛けていた。