そんな私とは対照的に、悠斗は落ち着いてて。

「クス。
 1人だって言った~? 昨日」

「だ、だけど、、、」

「さ、行くよっ」


悠斗はポンと私の肩を叩き、

とても穏やかな顔で私に微笑んだ。




悠斗は近くに停まってたタクシーを捕まえると、

「はぃ、はぃ!
 乗った乗った~!!」

翔、悠斗、私の順にタクシーに乗り込ませた。



「すみません、××までー!」

と、運転手さんに行き先を告げた悠斗は、

「ごめん。 …コレ」

ポケットから翔の出した手紙を取り出し、翔へと差し出した。