My sweet home

「遙~?」

「…ん?」

「ん?って、、、ホラ! お鍋吹きそう!!」


悠斗がキッチンに入ってきて、慌ててコンロのガスを止めた。


「あっ、、、ゴメンッ。」

「今、何考えてた…?」

「…えっ?!」

「いや、ボーっとしてたからさ」

「う、ううん。
 …本当、ゴメン」



悠斗といる時は

考えないようにしてたのに、

考えないようにしようと

意識すればするほど、

私は翔の事を考える事が多くなっていた。



「…しょ・ぅ…、の事?」

「えっ?!」

「ゴメンっ! 何もない!!
 今日ご飯何~?
 おなかペコペコなんだけどー!」

そう言って、悠斗はキッチンを出て行く。