「あ! あったっ!」



引き出しの中からペンを取り出し、閉めようとした時、



  ・・・ポトッ。



引き出しから一通の封筒が落ちてくる。


「あ、落ちた!」


足元に落ちた封筒を拾うと、私は金縛りにあったように、一瞬固まってしまった。



「・・この字。 ・・・え?」


慌てて差出人の名前を確認すると…


「久保田 翔・・・」


そして。


その封筒の宛先には、
私の名前が書かれていた・・・。


封の切られた封筒を確認すると、中には手紙らしき便箋が入ってた。

慌てて 中から便箋を取り出し、

私は

震えた手で手紙を読んだ。。。



便箋一枚には、びっしりと間違える事がないヒトの字で綴られていて、一瞬で、半年前へと呼び戻されたような気がした。