私は翔の手に握られていた腕をそっと外し、

「か、、帰ってきたんだ…」

そう目を逸らして言った。


「あぁ、さっき着いた。
 あのさ! てが…」  

「翔、お前!」


何か言いかけてた翔の言葉を塞ぐように、悠斗が話しかける。



「帰ってくるときぐらい連絡しろよ?」

「あぁ、ゴメン。
 急に日が決まって、、、」


悠斗は私の隣に来て、


「なぁ~。
 迎えにもいけないジャン!」


少し震えてる私に気付いたのか?、私の肩に腕を回し、そう言って笑った。


その様子を見ていた翔は、

一瞬 驚いたように見えたけど



「ごめん…」


そう一言だけ呟くように言った後、


「…お前ら、、、付き合ってんの?」

と、聞いた―。