…ポンポンッ。


翔は軽く私の頭を叩いて、


「今日は泣きたいだけ泣けばっ?
 土曜だし、明日仕事休みっしょ?」

「…うんっ」


翔は私の部屋にあった大量のお菓子などが入った紙袋を見つけ、


「はぁ~? 何、アレ?
 もしかして、ヤケ食いでもするつもりだったー?」

「う、うん…」

「…ハハハ。
 どう? 一緒に飲む?
 オレも珍しく今日休みなんだよね~。なのに、今夜に限って友達がつかまんないし~。

 付き合うよ?
 でも、明日昼から仕事だから、ウーロン茶でね!」



それから、翔は私に付き合って飲んでくれた。


本当にウーロン茶で。