「今日、空港まで見送ってきた」

「うん」

「その顔は、、
 最後まで理由聞いていないぽいっ…?」

「…う、うん」


夜にメールをくれてたとおり、ハルが家に来てくれた。
私を心配して。


「う~ん。
 でも、半年したら帰ってくるっしょ?」


「でも、連絡先も聞いてない」


「同じ地球の上!
 向こう着いたら連絡あるって!」


「うんっ…」


「そんな顔すんなって!
 うーんっ、、半年間。
 俺のこと、翔の代わりだと思って?

 それは、…ムリかーっ?」


「プッ」


「あ! 笑ったっ!?」


「…ごめんっ。
 だってーーー!」

「あはは。 ウソウソ。
 遙は、涙より笑顔の方が似合うよ?
 ムリにとは言わないけど、、笑ってろよ? なっ?」


そう言って、ハルは笑いながら私の頭をポンポンとたたいた。



ハルは、私を元気つけようと一生懸命だった…。