「あ〜…ねみぃ」


朝は、比較的苦手だ。


俺は雨宮慶介。

派手なモノが好きで、

嫌いなモノは勉強。

ここ半年ぐらいシャーペン握ってない。


んで、俺の好きな奴、南 雪姫。

髪は天然な茶色で、腰の辺りまである。

メイクはほとんどしてない。

それなのに、超可愛い。

少し童顔で笑うとえくぼができる。


とにかく、めっちゃ可愛い!!


だけど、そんな可愛い外見とは裏腹に

性格は超ド級の冷たさ。

いや、俺にだけだけど。


雪姫が言うにはチャラい奴が嫌いらしい。

俺そんなチャラいか?

遊星の方がチャラいと思う。


んまぁ…とにかく俺は嫌われている。


……あっ!!雪姫はっけーん!♪

朝から雪姫と会えるとかラッキー♪


「ゆーきっおはよ!」


俺は雪姫の可愛すぎる後ろ姿を抱きしめた。

あ〜…幸せ…!


「やっ…やめて!離してっ!」


すかさず離される。

もー…幸せ感じてたのに。


雪姫は真っ赤な顔で怒ってる。

そんな顔で怒られても説得力ないし♪

ほんと可愛いなぁ〜……