「じゃあなー」

「バイバーイ」


私達は別れて帰った。


「雨宮…ほんとにいいの?帰るとき、だいぶ暗いと思うよ?」

「大丈夫♪雪姫に何かあったら…って方が怖いし」


スクバを私に居る方の

逆の肩に掛けて、こっちを向いて

ニコッと笑った。


セリフも…チャラいよ。

でも、嬉しい。


「何で……私のこと好きなの?」

「…えっ?」


……………え?

…あ…れ?

……私…変なこと言っちゃった!!

超自意識過剰じゃん!!


恥ずかしいぃー//


「雨宮…「何でって言われても…好きなもんは好き!」


雨宮はそんな私の質問に

ちゃんと答えてくれた。


……いつもの笑顔で。


「真面目なとこも、可愛いとこも、強がりなとこも、冷たいけど…たまに優しいとこ…
雪姫の全部が…好きだよ」


今度は、見たことないような

真剣な顔で言った。


こいつには、恥ずかしいとか…

照れとゆう感情がないのだろうか。


私は何だか恥ずかしくなって

何も言わず立ち止まっていた

足を前に出して歩き出した。