体育館には、まだ先生が来ていなかった。 「やば、ラッキー!」 夏希がそう言ったとき、突然後方から頭を打たれた。 「なにがラッキーじゃボケ。 授業始まっとるわアホ」 「せ、先生!?」 夏希は呆然としていた。 もちろん私も。 早口に謝ると私たち2人は走って、みんなの並ぶ列に混じった。