鏡を覗き込めば
色のない私がいる。


誰にも、君にさえ
見せたことはないの。



苦しくて、切なくて
忘れられなくて。


身にまとったベールが

とっても
とっても

重くなってしまって。

ひかりを大切に、
大切に抱いていた腕が

すごく痛くて


手放してしまったの。