「きゃっ・・・・!!!!」




両手を縛られた。




「まぁ良い。新しい領土を手に入れたかったからな」




「・・・離して・・・」




アリルは無視をして部屋を出ていく。




・・・ノディア・・・ノディア・・・来てはダメ・・・・。




・・・
・・





その後ユアは小さな部屋に連れていかれた。




「・・・っ・・・」




背中がズキンズキンと痛んだ。




アリルは一向に姿を表さなくなった。




次の日、何やら部屋の外が騒がしかった。




・・・何・・・?




バタン!!!と扉が開く。




ビクッと肩を震わせるユア。




アリルが立っていた。




「いやぁ!!!」




荷物のように担がれた。




「背中が・・・痛い・・・離して・・・・!」




アリルの脇に兵が走ってきた。




「この城が落ちるのも時間の問題でございます。はやくお逃げください」




・・・城が落ちる・・・?