「・・・ぇ・・・・?」
「明日には姫候補の方々も解放するらしいですわよ、ユア様だけを愛していらっしゃるみたいですわ」
・・・ノディア様・・・・。
「・・・でもミローネ様もノディア様に寵愛を受けて朝まで寝ていたのでは・・・」
するとミローネはクスリと笑う。
「わたくしを含め寵愛を受けた方は居ますが朝まで一緒に寝ていた方はおりません。ノディア様は寵愛をするときでも常に剣を手に届く場所に置いていました」
「・・・え・・・?」
「ノディア様の寝顔を拝見したことがありますか?」
「・・・はぃ」
「寝顔など見た方はユア様以外にはおりません。ユア様は特別なのですね」
ミローネはそう言うとお辞儀をして歩いていった。
「ユア様、行きますよ?」
「・・・うん・・・・」
なんだか、すごくノディア様に会いたい。
ノディア様の部屋をノックして中に入る。
「・・・・」
ノディアはベッドの上に横になっていた。
・・・寝てる・・・?


