まさか・・・・。
その場のみんなが思った。
「・・・ユア・・・・!!」
ラシュはユアとおばさんのいる家に走る。
「・・・」
ノディアもつられた。
ラシュが家のドアを開けるとおばさんがユアに刃物を向けていた。
「・・・おばさん・・・やめて・・・」
「・・・・あんたが・・・息子を・・・!!!」
刃物がユアに降り懸かる。
ラシュが動く前に、ラシュの横に風が抜けていった。
ユアは温かいものに包まれた。
「ユア・・・」
愛おしい人の声。
ユアは少し震える瞳で上を見上げた。
「・・・ノディア様・・・」
ノディアは強くユアを抱きしめた。


