そのころユアはおばさんの家の中で家事をしていた。




「おばさん、この洗濯物は???」




「あ、そこに置いて?」




「はーい」




しばらく家事をしていると外が騒がしくなった。




何だろう・・・。




「俺はノディア。ここに俺の女がいるだろう?」




優雅な立ち振る舞いにとても整った顔。




「お前たち頭が高いぞ、ノディア様は王で在られるぞ」




すると外にいた住人が一斉に土下座をした。




「俺の女がいるだろう?」




「・・・そのような方は存じません・・・」




「・・・藍色の髪をした女だぞ」




「・・・ユア・・・?」




ラシュが呟いた。




「・・・名はユア」




その場にいた住人が驚いた。