私を知らないみたい・・・。




それからユアはこの国境の村で良く働いた。




楽しそうにクルクルと働き回るユアを見てみんなが癒されていた。




「・・・・ユアは輝いている」




「特別美しいわけじゃないのに、誰よりも美しい」




ユアはワンピースのような服を着て、洗濯物を手いっぱいに持っていた。




「ぁ、おはようございます」




ニコリと村人に挨拶をするユア。




「ユア、おはよう」




「朝食が出来てますよ?」




この村はみんなで食事をとる習慣があるらしく、食事はみんな村人で食べる。




ユアはその時間が好きだった。




たくさん働いて動いていると忘れられたから。




「ユア、」




「ラシュくんおはよう」