馬車から降りる。




シャラっとイヤリングが手から落ちる。




「・・・・あ・・・!」




慌てて拾いあげる。




「イヤリングか?」




「・・・ぅ、うん・・・」




「付けないの?」




「・・・これは・・・」




ノディア様・・・。




頭をフルフルと震る。




考えない考えない・・・・。




目線をあげるとそこには素朴な村が広がっていた。




ゆっくりと時間が流れそうな。




「ここが俺たちの村だ」




「・・・」




「俺たちの村は国と国の間にあるから、あまりどちらの国からも良い目を受けない」




すごく長閑でいいところみたいなのに。