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「・・・・」
ユアは夜中に出会った農業の人の馬車に乗っていた。
ドレスも質素なものを選んだがそれなりの家の出に見える。
「・・・・」
太陽がのぼって、馬車がとまる。
「・・・ゎ・・・!」
「嬢ちゃん、大丈夫かぁ?」
「・・・は、はい」
「親父の止め方が荒いんだよ」
ヒョコリと顔を出したのはユアと同い年くらいの男の子。
焦げ茶の髪をしている。
「ラシュくん、私は大丈夫だから・・・」
アハハと笑うユア。
ラシュは頬を染める。
「そうか?」


