「目が覚めたのですね!!!まだ起きては行けません!!!早くお部屋にお戻りください」




「・・・っ・・・うるさい。」




腹部を押さえながらゆっくり歩くノディア。




「ノディア様!!!」




マヲは後ろからついていく。




ノディアはやっとユアの部屋についた。




「・・・ノディア様、ここは、」




マヲの言葉を無視してギィと扉を開ける。




「・・・・・・・・・・・」




ユアの部屋はもぬけの殻だ。




ベッドの上もソファーの上もどこにもユアはいない。




「・・・ユア・・・・、ユアはどこだ・・・・」




ノディアの声だけが響く。




「ぞ・・・存じません・・・」




「ユアを探せ!!!!城の中にいるのだろう!!!!???マヲ!!!!!ユアを俺の元に連れてこい!!!」




大声を上げたノディアは苦痛に顔を歪めた。




「ノディア様!!!!」




「触るな!!!ユアはどこだ!どこにやった!!!??」