ベッドに倒れ込んだ。
カサッと紙が手に当たる。
・・・なんだ・・・?
二つに折られた紙を開くと、覚束ない字で、
"ごめんなさい。早くお体が治ることを願っています。"
とだけ書かれていた。
「・・・ユア・・・・?」
名前も書いていない真っ白い紙。
ベッドのシ-ツがまだ湿っている場所があった。
「・・・ユア、ユア・・・・ユア・・・」
妙な胸騒ぎがする。
ノディアはやっとの思いで起き上がって部屋を出た。
壁にもたれ掛かりながらユアの部屋に向かう。
ザワザワ。
ザワザワ胸が騒ぐ。
どうか、部屋で寝ていてくれ・・・・。
「ノディア様!!!!????」
後ろからマヲの声がした。


