城の中にある神の奉られた部屋に脚を一日何回も運ぶ。
だがノディアは何日過ぎても意識が戻らない。
そのうち城の中で、ユアが呪われている姫だと言う者が出始める。
ドンドン、ユアは追い詰められた。
責任をとれ。
呪い姫。
サラとアロがユアを庇っていた。
私が・・・居たらノディア様はずっと目覚めない・・・・?
ユアは精神的に城にいるのが限界だった。
夜中、小さくまとめた荷物を持ってノディアの寝室に忍び込んだ。
ベッドの上に静かに横たわるノディアを見た瞬間に涙が溢れた。
「・・・ごめんなさい・・・ごめんなさいノディア様・・・・ごめんなさいごめんなさい・・・・」
何回もノディアに頭を下げるユア。
ノディアはピクリとも動かない。


