サラが声を上げる。
「わ、私のせいだ・・・・ノディア様が・・・・ノディア様が・・・・」
ユアは崩れ込む。
「ノディア様にとっても国にとっても邪魔なんだ!!!貴様さえ居なければ!!!!!!」
サラの言葉が耳に入らないマヲは兵に押さえ付けられた。
「離せ!!!!こいつも同じ目にあわせる!!!!」
剣に手をかけるマヲ。
ユアは震えながら頭を抱えた。
ノディア様にとっても国にとっても邪魔。
私は邪魔。
邪魔。
ユアはしばらく立てなかった。
それからミローネは意識のないノディアに会いに行くのにユアは許されなかった。
ユアは毎日毎日、必死に神様にお願いをした。
ノディア様を連れて行かないでください。


