ディジュドが妖艶に笑う。
ユアの泣き顔が浮かぶ。
「・・・」
ノディアは気を紛らわすように酒を飲んだ。
・・・
・・
・
それから何週かたっても戦状は変わらなかった。
「・・・」
一瞬ノディアが気を緩めた時だった。
「!!ノディア様!!敵が!!!」
ノディアの腹に剣を突き刺した。
「!!」
口から血を吐くノディアは崩れるように馬から落ちる。
「ノディア様!!!」
マヲがノディアを刺した敵の兵を刺し殺す。
地面に崩れたノディアの腹部からは血が大量に出ていた。
意識のないノディアはマヲに連れられて一回城に戻る。
その間は前王とディジュドが戦場に出た。


